久留米絣　幅44cm

久留米絣の産地は、伝統工芸としての手織りと、和洋を問わない服飾素材としての機械織をバランスよく残してきました。

そのため、たて糸方向やよこ糸方向、あるいはその組み合わせの絣だけではなく、無地や縞、格子なども存在しています。

ファッションとしての自由度を高めてきたがゆえに、絣だけではない存在感が垣間見えます。

そして、日本国内のみならず海外展開を模索していくうえでは布巾の問題があります。
よこ糸の絣はサイズ限界があるのですが、その他は色々と試行錯誤がしやすく、こちらもそのような背景から生まれたものと思われます。

生地幅47cmで、今まで合う反物が無かった方の着物や羽織にも好適です。

とても柔らかく、また透け感があります。
手でクシャッと揉んでもシワが残らないことから、海外でのメンテナンス性に重きを置いたのかなと感じています。